Kesennuma

「気仙沼とわたし」2022年夏〜満喫、気仙沼〜

いよいよ、夏本番!

ここしばらくみんな我慢の日々を過ごしてきたので、楽しいお外時間を実行すべく計画を練っている方も多いのではないでしょうか。

そこで、今月生誕15周年を迎えたホヤぼーやくんとみなと気仙沼大使・熊谷育美が、気仙沼の楽しい美味しいワクワクする情報をお届けします!!

山へ、海へ、お祭りへ……。さぁ、旅に出かけよう。

 

 

 

◉気仙沼アクティビティ

■動物と触れ合う のどかな一日 モーランド本吉

気仙沼って海のイメージが強いけれど、緑豊かな丘陵地広がる牧場もおすすめです。牛がユルリと草を喰み、風が牧草をサワサワ揺らす風景は、なんだかとってもノンビリ過ごせます。

 

 

ちょっとスリルを楽しみたいなら、高低差20mを滑り降りる全長123mのローラースライダー。子どもだけでなく、大人の方が童心にかえって張り切っちゃいそう。ウサギを抱っこしたり、ポニーの乗馬体験をしたりと、かわいい動物ともたくさん触れ合えます。乳牛の乳搾り、バター、ソーセージの手作り体験のほか、今なら夏季限定(7月中旬〜8月上旬)でブルーベリーの摘み取りも体験できますよ。

 

 

 

 

■ウミネコと一緒に 大島汽船 

三陸と言えば、リアス海岸。大島汽船の気仙沼ベイクルーズは、入り組んだ海岸美を海から眺めることができ、短い時間で優雅な船旅を満喫できます。

内湾の発着場を出港すると、すぐにウミネコが歓迎のお出迎えをしてくれます。ウミネコはえびせんが大好き。最初はちょっと怖いけど、えびせんを手から直接取りに来る姿は和みますよ。

気仙沼湾は波も穏やか。それ故、天然の良港として大きな漁船が並ぶ様子は圧巻だよ。また、全長約1キロにも及ぶ活気ある気仙沼市魚市場をのんびり眺めながら気仙沼湾横断橋(かなえおおはし)、気仙沼大島大橋(鶴亀大橋)の下をくぐり、大島瀬戸、唐桑を巡る50分のコース。

 

 

ここで海の上からだけの見どころスポット!気仙沼湾横断橋をくぐる際に、橋を見上げてください。多くの漁船が往来する気仙沼港にふさわしい「貴船の帰港を歓迎する」、「貴船の安全航海を祈る」を意味する国際信号旗が掲示されているから見逃さないでね。

リアス海岸の複雑な地形と海の碧さ、整然と浮かぶ牡蠣養殖いかだと大型漁船の数々をウミネコ目線で堪能。海風を感じながら、旅気分を思う存分に味わえまーす。

 

 

○海の日記念「子ども向け体験クルーズ」 7月24日(日)10時便 子ども無料 50組限定

 お申し込みは大島汽船

 

 

■海の上を SUPで散歩 気仙沼大島 ■

ここ大島のSUPは、4月から10月末がシーズン。

「立って漕ぐので、普段見ている景色と違う海の景色。魚が泳ぐ様子も見えて、まるで海の上を歩いている気分です」と、インストラクターの大島パドルクラブ代表・小野寺隆太さん。

 

 

「競技大会では砂浜からスタートして、ボードを持って走って海に漕ぎ出すので迫力があります。トップ争いはめちゃ早くおもしろい。けれど、完走を目指し楽しむために参加した人たちには、先に着いた人がパドルでアーチをつくり出迎えます。SUPは、トッププロから初心者まで一緒に楽しめるスポーツです! 上級者も初心者もみんなが一体になることができる。そこがSUPの魅力。一度経験すると、何回もやりたくなる不思議なスポーツです。三陸道がつながり大島にわたる橋もできたので、自動車だと仙台から高速に乗ってしまえば、信号無しで大島の海岸まで来れますよ 笑」。

 

 

 大島パドルクラブ

 気仙沼市観光協会 大島支部

 

 

■サーフィン、ビーチスポーツ、弾む笑顔! 小泉海岸 ■

30年以上も前からサーフィン大会を開催している、東北サーフィンの聖地・小泉海岸。気仙沼本吉サーフィンクラブ事務局長でかぶとむしSurf shopオーナーの鈴木優美さんは「大会は2年間中止がありましたが35回一度も途切れることなく行われていました。震災で海岸線が200m流失しましたが、震災の年にも、地域復興・海岸復興の願いを込め小さな大会を別の場所で行いました。防潮堤の工事も終わり、ようやく市民の方達が海に目を向けるようになってきたように思います」。

小泉海岸はサーフィン・ボディボード以外にも、ビーチを利用したスポーツも盛ん。8月にはビーチサッカー、ビーチバレー、SUPなどビーチを存分に楽しめる<B-SPO FESTA2022 in KOIZUMI>が開催されます。

 

B -SPO FESTA2021 in KOIZUMI より

 

でも、なんといっても憧れるのはサーフィン。一度は波に乗る気分を味わってみたいものです。

「リアスの海岸は波が整って入ってきて、オーソドックスなクラシックウェーブ。大きな大会に出るような選手が集まる練習会はもちろん、1度サーフィンやボディーボードをしてみたかったという初心者向けの体験スクールもあるので、ぜひ小泉海岸へ!」。

結婚を機に静岡県から嫁いできた和海さんもボディーボードを楽しみ、「海がすぐ近くなので幸せ。6歳の息子はもうサーフィンやりたいって言っています」と、家族みんなで海を楽しんでいます。

 

サーフィンボードを小脇にかかえ…鈴木優美さん(左)と和海さん(中)

 

第1回 気仙沼市全海水浴場一斉ビーチクリーン  [7月10日(日)]

B-SPO FESTA 2022 in KOIZUMI [8月13日(土)、14日(日)]

○第8回 海に親しもう! SUP体験  [7月31日(日)]

 かぶとむしSurf shop

 

 

◉夏の気仙沼グルメ

■移住女子、ホヤにハマる ■ 

夏を迎えると東北の市場に並ぶホヤ。西日本では、なかなかお目にかかることができません。

山口県下関から気仙沼唐桑半島に移住した西川緑さんは、大学生の時に夏休みを利用したワークキャンプで唐桑を訪れ、初めてホヤを見ました。

「最初は何!コレって……。でも、私は初めて食べた時から好き。ホヤって、甘いけどしょっぱくて、苦味もあって、何々みたいって味をいい現せない不思議な食べ物」。ホヤは、味覚の基本要素<五味(甘味、塩味、酸味、苦味、旨味)>が揃った珍しい食材。その奥深さを味わってみたいなら、産地で新鮮なものを食べるのが一番です。

 

 

ここで西川さんオススメの食べ方を……。

「私は、新鮮な獲れたてのホヤを海水で洗って、その塩味で食べるシンプルなのが一番好き。ホヤは食べて水を飲んでも味が変わるっていうけど、それが日本酒なら最高! 2番目に好きな食べ方は、ホヤキムチ! 病みつきになるほど、メチャクチャ美味しい。刺身で食べようと思った生のホヤが残ったら、市販の赤いラベルのキムチつくる調味料に漬け込むだけ。簡単だしオススメですよ!」。

 

唐桑町まちづくり協議会で働きつつ、鶴亀食堂でバイトもする西川緑さん(写真左:山口県出身)と鶴亀の湯・鶴亀食堂店長の加藤広菜さん(写真右:神奈川県出身)

 唐桑半島移住女子 Pen.turn

 鶴亀の湯 鶴亀食堂

 

■夏だ、かつおだ、気仙沼だ ■

生鮮かつおの水揚げ25年連続日本一を誇る〝かつおのまち〟気仙沼。初かつおは夏の訪れを告げ、戻りかつお漁が終わりを迎えると冬支度と、かつおは気仙沼に季節を告げる魚。今年は初水揚げが昨年より20日遅い6月1日で、6月にずれ込むのは6年ぶりだとか。

気仙沼市産業部水産課魚市場係によると、今年のかつお漁全体の水揚げ量は前年同時期では減少。しかし、一本釣り、旋網(まきあみ)漁船は例年5−6月はビンチョウマグロが主だけれど、今年はカツオがほとんどで、昨年よりも魚は大きいそうです。

 

 

市内のお魚屋さんや飲食店でも、この時期の気仙沼はかつお推し。「気仙沼かつお祭り」は、かつお尽くしの気仙沼の夏イベント。開催施設の飲食店では、お得な特別メニューを提供していて、かつおを食べて買って応募すると、抽選でかつお1本が当たります。かつおの町ならではのイベントに参加して、骨の髄まで気仙沼のかつおを堪能してください。

 

2022年気仙沼かつお祭り参加店舗 限定メニュー(一部抜粋)
写真左:『気仙沼のカツオをホヤを味わって定食』(リアスキッチン)写真右:『気仙沼産鰹のレアカツ』(nine one)

気仙沼かつお祭り2022 2022年7月15日(金)〜7月31日(日)

 

◉夏祭りが帰ってきた

第70回 気仙沼みなとまつり 2022年8月6日(土)、7日(日)

昭和26年から続く市民参加型の地域最大の夏祭りが、従来規模で開催!

大はまらいんや踊り、パレードはもちろん、今大会では震災後初「カッター競漕大会」が復活。最終日には<海と生きる>気仙沼にふさわしく航海の安全と大漁祈願の装飾をした「海上うんづら」が運航する中、夏の華「海上打ち上げ花火」がフィナーレを飾ります。

 

 

◉まだまだ楽しいさいっぱい気仙沼

気仙沼の観光キャラクター、ホヤぼーやが生誕15周年を迎えました!

お祭りやイベントに登場したり、ドラマに登場したりと、今ではその人気も全国区。ホヤぼーやの公式サイト<海の子 ホヤぼーや>をチェックしてね。

 

気仙沼では、県内のトップ(6月19日)を切って海開きをした大谷海水浴場をはじめ、小泉海水浴場、お伊勢浜海水浴場、小田の浜海水浴場が順次海水浴を楽しめます。

祭りや海水浴をはじめ、旬のおすすめグルメ、イベント、体験ツアーなどなど、最新の情報は気仙沼市公式観光サイト「気仙沼さ来てけらいん」でチェックを!

 

 

「さあ、みなさんいかがですか!?

我が地元ながら“気仙沼の夏”最高です!

景色良し、食べて良し、遊びも良し!

ぜひ、ココロもカラダも癒されに来てけらいん。待ってっからねー♪」熊谷育美

 

※イベント、催し等は止むを得ない状況により変更の場合があります。

事前に主催者のウェブサイト等で開催有無をお確かめください。

 

取材協力・写真提供

気仙沼市、農業組合法人モーランド、大島汽船株式会社

大島パドルクラブ、かぶとむし Surf shop、鶴亀食堂

 

構成・文:藤川典良


New Release

2022.07.13(水) 配信リリース

熊谷育美 supported by 坂本サトル

3ヶ月連続リリース第二弾 

タイトル発表!

『旅に出かけよう』

 

熊谷育美Official Shop<Ubgoe>では、オリジナルTシャツ、エコバッグ販売中!