Kesennuma

子どもを思う、家族を思う
〜「家族の週間」で、日々を振り返る〜

10月9日(日)、気仙沼市の内湾で『けせんぬま子育て応援フェスタ』が開催されました。

時折小雨が降るあいにくの空模様にも関わらず、たくさんの子育て世代が集まり、賑わっていました。

育美も妹家族と子どもたちを連れて参加。

子どもたちの自由な行動に振り回されながらも、『子育て応援フェスタ』を楽しみました。

 

写真提供:気仙沼市、コソダテノミカタ

 

11月12日(日)〜25日(土)は『家族の週間』、11月19日(日)は『家族の日』です。

育美もまさに、子育て真っ最中。

Instagram『kurashi_to_gohan』でも時々ご紹介していますが、育美の子育て奮闘記をちょこっとのぞいてみます。

 

「家族の週間」って、今まで意識したことはありませんでした。

今はまだ、未就学児3人なのでなかなか大変。 毎日バタバタです。

朝、子どもたちを保育園に送り出し仕事スタート。メールチェック、打ち合わせ、取材、ライブやグッズ等の企画、ライブに向けた準備、衣装のフィッティングや楽曲制作など……。一日が本当にあっという間に終わってしまいます。

夜は家事を済ませて子どもたちと一緒に寝落ちしちゃうことも多いですが、昼間に制作途中だった楽曲をヘッドフォンで聴きながらブラッシュアップの作業をしたり。

でも、翌日にもできることは諦めて翌日に回しちゃいます 笑。

子どもが小学生になったらちょっとは自分の時間もできるよって先輩ママに言われていますが、期待しちゃってもいいのかな 笑。

 

最近、子どもたちのお気に入りの場所、気仙沼市魚市場3階の<水産情報等発信施設>。
魚市場や漁師さんの映像が流れていたり、いろんな水産のお仕事知れたり……。
子どもたちは興味津々で、でもただただ走り回って楽しんでいますw

 

たびたび少子化については新聞等でも報道されていますが、ここ気仙沼市でも出生率は年々減少、少子高齢化は顕著に表れています。

けれど気仙沼市では、当事者が関わりやすい、親目線に立った取り組みがたくさん身を結んでいるように感じます。

『子育て応援フェスタ』では、飲食店や駄菓子屋などの出店も賑わっていましたが、市内の子育て関連の団体が多く参加していました。

また、9月上旬に気仙沼庁舎内の会議室で開催された『発達お話し会』には、市内の子育て支援の8団体が参加。

なかには、お試し移住やインターンシップで気仙沼市内で暮らしている県外の大学生の姿もありました。

 

育美が第一子を出産した時(2018年)に、気仙沼高等学校で『子育てママのお話』をしたことがあります。

高校生に向けて、妊娠・出産・子育てを通して感じていることをお話ししました。

その学校訪問事業にお声がけいただいた、気仙沼市子ども家庭課のみなさんには、今も相談に乗ってもらっています。

 

 

家族が、幸せって思えるような町に

気仙沼市保健福祉部 子ども家庭課 児童福祉係 主幹 小野寺佳子さん

 

市では、市内の小・中学生、高校生へ「赤ちゃんがいる生活」「赤ちゃんをいとおしく思う気持ち」を感じてもらいながら、いのちと性を大切にすることを伝える事業を実施しています。

2018年、この事業を初めて高校で実施することになり、240名の生徒の前で子育てのお話をしてくれる人はいないかと考えていたところ、育美さんが出産されたことを知りました。プライベートな事だしNGかな……と恐る恐るお願いしたところ、快く引き受けて下さったのがとても印象に残っています。

感染症の流行により赤ちゃんと生徒の交流も難しくなってしまいましたが、私の中でとても大切にしている事業の一つなので、そこから育美さんとの繋がりができたことも本当にうれしく思っています。

 

震災当時、気仙沼にはたくさんのボランティアの方が来てくださり、被災者支援の中で、子どもたちや親子のために居場所を作ったり、参加しやすいイベントを開催したりと、それぞれ活動を行ってくださいました。

同時に、被災し何もなくなってしまったところから、子育てに対するハードとソフトの両面でさまざまな声が集まってきました。

そうした中、子育て中の方が直接意見を伝える場として、2020年に「子育てタウンミーティング」を開催。

気仙沼で子育て支援に携わっているみなさんの力を借りながら、子育て中の方が参加しやすい雰囲気づくりを心がけ、多くの子育て世代の声を聞く事ができました。 

集まった声から自分たちにできることを見つけていこう、気仙沼での子育てを良くしていこうという思いと、タウンミーティングで出来た行政と民間のつながりを切らしたくないというそれぞれの思いが、子どもや子育てをサポートするいろんな団体、企業、行政、人がつながるプラットフォーム(待ち合わせ場所)として<コソダテノミカタ>として実現。勉強会や子育て世代向けのイベントなど、連携は継続しています。

 

子育てには、妊娠出産から幼児、小学生と、子の年齢に応じてさまざまな不安や課題が出てきますが、それぞれの世代が継続し、途切れることなくつながっていけばいいなと考えています。

今後は、子育て世代以外にも市民全体に、自然に広がっていけるように続けていかなくてはいけません。

子育ては、家族だけでは解決しないこともたくさんあります。

子育ての「ミカタ」が増えていくことで、気仙沼に暮らす家族が一緒にいて幸せだと感じ、本当に暮らしやすい、子育てしやすい町にできればいいなと思います。

 

2022年6月に配信リリースした育美の『きみは、たからもの』。

23年5月の子どもの日にアップしたリリックビデオには、気仙沼市を中心に宮城県内のファミリーからご提供いただいた子どもたちのさまざまな表情をご覧いただけます。

 

 

みなさんに提供していただいた写真は本当に素敵な写真ばかりで、子どもたちの表情や場所、季節など映し出された写真を拝見し、みなさん毎日いろんなことがある中で子育てをしているんだなって感じました。

ビデオを見て泣けましたって声もたくさんいただいて、すでに子どもたちが大きくなったお母さんたちからは、生まれた時を思い出したとか、最近怒ってばっかりだけど優しくしなきゃいけないとか感想も頂きましたね。

 

『きみは、たからもの』は、今しか書けない楽曲だなと3人目がおなかにいたときに書いた曲なんですけど、長女が生まれた時には喜びとともに親になる責任を感じましたね。

子育てを通して自分も成長させてもらっているなと思います。

3人の子どもたちには、毎日いっぱいLOVEを伝えていますよ。

子どもたちにも「ママのこと?」って質問すると「大好き!」って言ってくれるんですよ。

それが嬉しくて何度も聞いちゃう 笑。小さなうちにしかできないのかなあ、既にウザがられていたりして 笑。

家族はチーム。様々な困難に直面することもあるだろうけど、チームとして乗り越えていけたらいいなと思っています。

 

子育ては親子や家族だけでなく、地域や社会で育んでいくもの。

子どもの可愛い寝顔に癒されながらも、日々悪戦苦闘している若い親子連れを

ぜひ温かい目で見守っていただきたいと思います。

 

構成・文/ 藤川典良